Corona

ドイツでは、4月10日の現時点で11万8千人の新型コロナウイルス感染者が報告されており、2600人の方が亡くなられています。

大変な数に昇っていますが、これはまた、お店などの営業縮小措置が出る前の3月15日の、感染者数1万人時点では、「毎日感染者が二倍の増加率」だったのが、「17日ごとに2倍の増加率」に減少していることを示しています。また、約半数の5万3千人の方が既に回復しています。

以下日付ごとの政府対応です。

3月13日 全国学校休校措置

3月18日メルケル首相の声明発表

要点

⚫︎祖父母などお年寄りに会いに行くのを自粛

⚫︎同居家族以外との交流は自粛

⚫︎友人などとは三人以上では会わない

⚫︎外出時は人とすれ違うとき1.5m以上の間隔をあけること

⚫︎手洗いを徹底

⚫︎「戦後最大の危機である。真面目に受け止めてほしい」

「自粛を余儀なくされる全ての人たちの経済支援を国が行う、私達はあなたを助けます」

と強調

首相の上半身と国旗のみがテレビ画面に映し出され、全て正面を向いて一言一句詰まることなく話しており、心に響く声明でした。

3月22日 

⚫︎薬局、スーパーマーケットなどの生活必需品販売店を除き、お客さんが入ってくる店は全て閉店

代わりに配達での業務は可

⚫︎美術館やコンサートホールなども全てクローズ

⚫︎公園での散歩や自然の元で行うスポーツは許可。公園遊具の使用、ピクニックは禁止

現在開業している全ての店では客と接客者との間にプラスチックの仕切りが付けられ、小さなお店では同時に入ってくるのは五人までと決められていて、足元には動線用のテープが貼られていて、お店に入ると緊張感を感じるようにされています。

[政府対応の良かったと思う点]

⚫︎政府からの小規模自営業者やアーティストなどへの支援金が規制決定とともに発表され、申し込み順に支払われているため、規制後の経済不安の混乱が少ない

⚫︎医療従事者に十分な数を行き渡らせる為に国家がマスクや手袋など予防備品を早期に買い上げていた

⚫︎実験室が充実しており、毎週50万人分のテストができるため、コロナ発症早期から体調の不良を訴える人たちが順にテストを受けられた

⚫︎現在感染者は12万人にのぼるが、入院者へのベッド数が現時点で十分にある

⚫︎政府の決定が医療従事者や専門家の意見を元に取り決められている

[悪かったと思う点]

⚫︎中国からの入国が、経済悪化への懸念から3月中旬まで許可されていた

⚫︎「マスクには予防の効果がない」という専門家の会見が長きにわたって流布され、一般人のマスク使用開始が遅れた。専門家はこれを先週撤回、拡大が止まらない要因の一つと捉え、一般人のマスク使用を推進し始めた。ただ店頭には1月からマスクは並んでおらず、現在多くの人が自作マスクを使用。

[民間の動き]

Facebook上で”Corona-Hilfe ”が各都市で始動

感染者が家族にいて外出できない人のための買い物を代行し、窓から届けたり、急な幼稚園の休園で仕事に行けなくなった人が子供の見守りを頼んだり、新型コロナウイルスについての新しい情報を共有したりしています。

Corona-Hilfe Würzburg Umgebung

https://www.facebook.com/groups/2709719869124332/?ref=share

[政府の支援金]

EU全体での経済支援

500.000.000.000 euro

約6千兆円

ドイツ国内自営業者又は小規模な団体への支援

53.000.000.000

約628兆円

ドイツ国内企業への支援

100.000.000.000 euro

約1186兆円

(返還義務あり)

ドイツ国家の企業への介入、参加総額

100.000.000.000 euro

(上記同額)

銀行の企業貸付への政府保証額

400.000.000.000euro

約4746兆円

その他、

税金の後払い可

4月から9月まで、家賃滞納者への退去勧告を禁止など、様々な保証が決定しています。

テレワークが実地できる仕事を除き、現在でも工場勤務、老人ホーム、郵便配達、様々な仕事は継続しており、感染をゼロにすることは困難な状況です。

日本では国民のみなさんが早期から危機意識を持ち、多くの人が自ら予防を率先して行っていた為、感染の拡大が緩やかで落ち着いていると思います。

私自身は今日本への渡航が叶わず、家族や友人の健康を願うばかりですが、こうして情報を共有することで何かの役に立てれば幸いです。